【略奪愛】新しい職場の上司と。 お互いに相手がいるのに始まった恋。

 

2019年の8月から新しい職場で働き始めた私のところへ移動してきた一つ年下で上司のAさん。

9月から一緒に仕事をするようになり、二人の歳が近いこともあって次第に仲良くなりました。

終業後に食事に行ったり、お酒を飲んだり互いの趣味のダーツ等をしていました。

来るもの拒まず去る者追わず

この頃はまだ異性としての意識は一切なく、お互いに恋人がいる状態でしたし、遊ぶ時にはもう一人同期の女の子Bが一緒でした。

3か月ほどは何事もなく充実した日々を送っていましたが、12月の初め頃に上司のAが彼女と別れたという話を、本人から聞きました。

その理由や、大変だったことを聞きながら、特段何を思うことなくお酒を飲んでいました。

そしてまたある日、新しく彼女ができたというのです。 仕事で付き合いのある別の会社の女の子Cさんに告白をされたので付き合ったというのです。

ひと月足らずで彼女を更新した上司Aに驚きながらもこれまた特になにも感じませんでした。

来るもの拒まず去る者追わず、といったスタンスで私にも似たところがあった為です。

私が勤めていた会社には女性が多いうえに、若い男性社員が少なかったためAにアタックをするものがちらほらいましたが、これもまた、Aから相談を受けるものの大変そうだと他人事でした。

上司との関係が変わるきっかけ

一方そのころの私の恋人事情といえば11歳年上の彼Dとの性の不一致が辛く、心身ともに距離を置いていました。(彼の方が性欲が強かったのです)
ちなみに上司AはED気味なのだと何かの話の中でこぼしていました。

上司Aと私の関係が変わるきっかけがあったのは12月20日(金)の夜でした。 その日は終業後のオフィスで特に理由もなく二人で話し込んでいました。

というよりも、上司Aが彼女Cから受けている束縛についての苦労話を聞かされており、早々に帰宅するつもりだった私は引き止められていたのです。

一通り話が終わり、週末の夜なのでさすがに疲れを感じており、帰ろうと提案した私に「自宅へ来ないか?」とAが言うのです。

半同棲している彼女がいるのに行けない、いや、そもそもお互いに恋人がいるのに誤解を招くような事をしてはいけないと、数度断りました。

まだ話し足りない、この週末は彼女が遠方へ出かけていて帰ってこない、そう言って粘られ断り疲れた私は、「どうせこの人とは何も起きないだろう」そう考え訪問を了承しました。

コンビニで歯ブラシを買い上司A宅へ…

会社からほど遠くない場所だったのでタクシーで向かいました。

スーツを脱ぎ、借りた部屋着に袖を通しながら、いかにも男性然とした殺風景な部屋を眺め、 今日私が来た痕跡は、髪の毛一本たりとも残さないようにしようと決めていました。

ひとしきり談笑し、そろそろ就寝を、という時が来ました。

彼の部屋にはセミダブルのベッドがあるだけでソファーなど他に寝られるところがありません。

まぁ、いいかと二人並んで横になりました。 ここまでいやらしい雰囲気はゼロです。 目を閉じながら上司Aとする会話はまるで修学旅行のようだと、中学生時代を思い出しながら睡魔を待っていると、Aが枕を寄せてくる気配がします。

まだ話し足りないのかと聞くと、少し困ったような、何か考えているような顔をされました。

話を聞いてみると、私のことが好きだというのです。

全くもって寝耳に水で、いつからだとか、きっかけは何だったのかとか、 今日は最初からそのつもりだったのかといった疑問が頭をめぐっていくばかりで私は絶句してしまいました。

やっとできた質問は「本当に?」とだけでした。

これに頷いて返したAはしばらく私を見つめると、何かを諦めたように静かに私に背中を向けました。

ここまで何一つ下心に気がつかなかった事を反省しながらも、その背中を寂しく思い、 ここで一線を越えたとして、この一回きりの関係だとしてもAとは今までと変わらずにいられそうだと思いました。

しばしの逡巡ののち、Aの背中に声をかけ、私たちのW浮気は始まりました

それからのAは私へのアプローチがはっきりとしたものになりました。

もちろん同僚や、他の社員の前ではそんな素振りは見せませんが、 自分はAにとても好かれていると自覚するのにそう時間はかかりませんでした。

時折くれる差し入れが私の好物であったり、私は自分にまつわる話を語るのが苦手なのですが、静かに自分の意見をのんだ時にも気が付いてそっとたずねてくれるのです。

こうして私のことをよく見てくれていた事がとても嬉しかったことを覚えています。 そしてこの頃に贈ってもらったポーチがまた私の好みにヒットしており、出かけるときは必ず大切に持ちあるいていました。

Cが来ない日のAの自宅や、終業後のオフィスで私たちはたくさん話をし、時間を重ね、 1月が終わるころにはAから「僕のこと大好きでしょ」と言われるほど私も彼を好きになっていました。

この頃の私は彼のくれる甘い言動にときめき、恋をしていたわけですが、故に大変でした。

互いに恋人がいる中で進んでしまった関係が周囲に知れれば仕事に影響が出ることが予測されるため、普通でいなければならないのですが、隠し事が下手な私は彼を意識しすぎて職場でも隠しきれていなかったのではないかと思います。

結果として、誰かに咎められるようなこともなかったので良かったですが…。

それでも私はAに、本来の彼女であるCと別れて欲しいというようなことは考えていませんでした。

ところが、4月には彼女と別れるからそれまで待って欲しいとAから言われました。
この言葉を受けて私自身も彼氏とのことに決着をつけようと改めて心に決めたのです。

本来の彼氏Dからはもとより心が離れていた状態であり12月中に、別れを打診していたのですがDに考える時間が欲しいと言われ、保留になっていたのです。

その間Aは予定よりも早い2月にCさんと関係を断っていました。

その報告を受け私も清算に腰を入れたのですが、実際に別れられたのは3月で、別れを切り出してから3か月程かかったことになります。

そして3月末に私の当時の住まいの契約更新があったのですが、Aと相談をした結果、共に住むことになりました。

同棲は経験がない上に、他人との暮らしは自分には向いていないと思っていた私ですが、 そんな心配は無用で、夏を迎えた今も日々楽しく暮らしています。

結果として、私とAは二人そろって略奪愛をしたと言えるのではないでしょうか。

これは二人の関係とは違う理由ですが今は二人とも職場を辞めています。 もう誰に隠す必要なく並んで歩けています。

このエピソードの文末では説得力がないかもしれませんが、今回二人に起きたことは二度と起こらないだろうと思います。

Aは無骨なところもありますが、関係が始まってから7か月経った今も私のことを変わらず好いてくれていますし、私自身も日々彼の好きなところが増えていると感じます。

今後どれだけ二人で過ごしていけるのか分かりませんがより長くいられるよう、 精一杯の努力と思いやりを持って歩んでいきたいと思っています。

タイトルとURLをコピーしました